日経ヴェリタス5月20日号を読みました。
「大増配時代がきた」とのタイトルです。
JTの配当性向の目標をあげるというコメントや、ソフトバンクの配当性向も高くするというような記事が出てました。
確かに、日本株って手元にたくさんの資金がある割には配当がとっても低いです。
冒頭のJTを例にとっても、JTは配当性向の目標を2013年度には40%に上げるとしていますが、海外のたばこメーカーのフィリップモリスなどは、配当性向がすでに60%です。
日本株って、配当の金額で海外の株に比べると見劣りします。
最近は、日本人でなく海外の人に株を買ってもらわないとなかなか株価が安定しないので、海外の投資家の要望に応えるようになってきているようです。
いい傾向だと思います。
思うのですが、配当をせず内部に留保して企業買収に使ったり、設備投資に使ったりするのは、適格ならば効率的ですが、たいていは無駄遣いが多いような気がします。
その点、配当として出してもらうと、無駄な設備投資や企業買収がなくなるでしょうから、投資家の利益になると考えます。
NTTドコモとかも配当や自社株買いがあるのですが、ヴォーダーフォンなどにくらべるとやっぱり見劣りしてしまいます。
どんどん、海外の株と比較され、世界基準で会社経営をしてほしいものだと思います。