資産運用をする必要性(円安リスク)

資産運用をする必要性について、今回は円安リスクについて触れたいと思います。
さきほど、インフレリスクについて述べましたが、今回の円安リスクも考え方は同じです。

あなたの生活で、輸入に頼っているものは何ですか?
家の中で、あたりを見渡してみるといろいろありますね。
例えば、家を作っている木材や家電製品です。日本のメーカーが販売していても、作られているのは外国ですよね。

また、洋服・かばん・車・食料品など、私たちの暮らしは、輸入品に囲まれています。
いまさら、日本国内の製品だけで暮らせといわれても、無理がありますよね。

そんな時、円が安くなったらどうなるでしょうか?
確かに、輸出企業は儲かるかもしれません。
しかし、私たち個人の暮らしのレベルでは、輸入に頼っているものが全て高くなってくるので、生活は苦しくなります。

例えば、パン1つとっても、原材料である小麦は輸入に頼っています。
円安になれば、こうした食料品ですら、高くなっていきます。
「私は、輸入ブランドを買わないから関係ないわ」と思っている場合では、なくなってきます。

そこで、今までの暮らしと同じレベルを保つのに必要になってくることが、外貨での運用です。
かりに、円の価値が落ちて円安になった時でも、外貨での運用をしていれば、いままでの生活レベルを維持するのに役に立つのです。

運用が怖いのは、このリスクを知らないからだといえます。
過剰にリスクをとるのは、確かに怖いことですが、全くリスクをとらないのも、怖いことなのです。
しっかりと、これからの日本がどうなってもいいように、自分で資産運用をしていく必要があるのです。

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