「プライベートバンク」と、最近よくテレビで聞きますね。
なんだかお金持ちの香りがします。
ステータスに満ち溢れた、響きを感じてしまうのは私だけでしょうか?
というわけで、ちょっと気になるプライベートバンクについて調べてみました。
プライベートバンクの起源は、そもそも17世紀にまでさかのぼります。
ヨーロッパでのお金持ちが自分の資産を運用し、守るために作ったのがはじまりだそうです。
もともとは、特定の個人のための銀行だったのですね。
現在では、特定の個人以外にも、紹介等によりお金を引き受けてくれるようになっています。
では、「プライベートバンク」は一体どんなことを行っているのでしょうか?
プライベートバンクの種類にもよりますが、一般的には資産の保全や運用を行っています。
伝統的なプライベートバンクになると、学校の世話や身元の保証、絵画探しなど手伝ってくれるところもあります。
本拠地は、スイスが有名ですが、最近ではアメリカ、シンガポール、香港など、税金面で優遇されている地域にも進出しているようです。
プライベートバンクの資産運用法ですが、これも顧客のニーズによって全く違ってきます。
保全を目的にすると、リスクを抑えた運用になります。
一方、IPO長者などリスクを好む人には、運用を重視したリスクをとった運用方法になるようです。
どちらにしても、話し合ってポートフォーリオを決めていくので、オーダーメイドの運用が可能となってきます。
運用管理費を年間で1%程度取るので、最低預け入れの金額も一般の銀行よりは高くなります。
まあ、そうですね。運用管理費で、スマートなバンカーを雇っているわけですから、あまりに預け入れの額が少ないと、いい方が雇えませんものね。
よく調べてみると、特殊な商品を扱っているわけでは、ありません。
むしろ、自分にぴったりの運用を一緒に考えてくれる場所という感じです。
最近は、EUで、スイスに対する課税が強化されたことから、伝統的なプライベートバンクも苦境に立たされているようです。
とにかく、庶民には関係ない場所ということは、変わりませんが(笑)。